empsldv


EMPSLDV(1)                                                          EMPSLDV(1)




       empsldv - ダンプファイルからテーブルにデータをロードする。


       empsldv [ -c | -d [count] | -l | -r reject_file]
                       dump_file database table ["where_clause"]


       Empsldv は固定長データ、可変長データをダンプファイルから Empress のテー
       ブルへロードするユーティリティである。フォーマットとしては Empressの ダ
       ンプフォーマットを受付け、以下のことを行う:

       1)   ダンプファイルから全てのデータをテーブルにロードする、または where
            句を使用して選択されたデータのみをロードする。

       2)   自動データ型変換によってロードデータを Empress のデータ型に変換 し
            てロードする。

       3)   データ型エラーなどによりロードできなくてはじかれたレコードを格納す
            るファイルを生成する。

       4)   入力ファイル中の不正データを検査する。




       -c               ダンプファイルのデータが正しいかチェックする。このオプ
                      ションが使用された時はデータのロードは行われない。このオ
                      プションはフォーマットが正しいか、例えば文字フィールドの
                      データを10進数属性にローディングするようなデータ型のエ
                      ラーが無いかをチェックする。ユニーク・インデックスに重複
                      してデータロードするようなエラーはチェックしない。

       -d [count]       各属性名とその属性にロードされたデータを標準出力に表示
                      する。フィールドの先頭から30文字のみが表示される。もし
                      、count  が与えられたならば、指定された count 数のレコー
                      ドが表示される。
                       count が指定されない場合は、全てのレコードが表示され る
                      。

       -l               ロード中はテーブルレベルでロックされる。もし、 Empress
                      環境変数 MSFILESLOCKNLOCKS より多くのレコードがロード さ
                      れる場合は、このオプションを指定しなければならない。テー
                      ブルレベルのロックにすることで、ロードプロセスの速度を上
                      げることになる。

       -r reject_file   ロードに失敗したレコードを格納するファイルを生成します
                      。
                       reject_file は存在してはいけません。


<B> _ _ _ 注意:



            1.ロードするテーブルに "insert" 特権がなければなりません。

            2.データファイルは Empress のダンプフォーマットでなければなり ま
                 せ ん。ダンプファイルの詳細情報はSQLリファレンス・マニュア
                 ルの select 文の説明を参照して下さい。また、Empress 環境変 数
                 MSVALSEP, MSLINECONT も参照して下さい。

            3.empsldv が選択されたレコードに可変長データ(text, bulk)をロード
                 する時、
                  where 句には可変長データを指定することはできません。

            4.ロードが終了すると empsldv は読み込まれたレコード数、選択さ れ
                 た レコード数、登録されたレコード数、登録を拒否されたレコード
                 数を標準出力に表示する。選択されたレコード数とは、 where 句で
                 限定・選択されたレコードの数である。
                  where 句が指定されない場合は、全ての読み込まれたレコードの数
                 が選択されたレコード数になる。




       EMPRESS データベース ファイル


       empmkdb(1), empcmd(1), empsdump(1)



       データベースが指定されなかった場合、またはデータベースが EMPRESS でなか
       った場合はエラー診断を表示する。


       著作: Empress Software Inc.全資料は著作権保護されており、認可制になって
       います。認可されていないCPUでの使用は禁止されています。




Empress Software                   Version 8                        EMPSLDV(1)