empmkdb


EMPMKDB(1)                                                          EMPMKDB(1)




       empmkdb - 新しい EMPRESS データベースを作成する。


       empmkdb  [-b  blocksize]  [-dfc dfc_code] [-shmem shm_key] | [-noshmem]
       [-n] database


       Empmkdb は、もし dirname という Unix ディレクトリが無かった場合は
        dirname という Unix ディレクトリを作成する。そして、EMPRESS データベー
       ス に必要なファイル群を作成する。 -shmem オプションが指定された場合は、
       データベースの為に共有メモリセグメントが作成する。

       -b blocksize   マシンのブロックサイズを、512 バイトの倍数で指定する。

       -shmem              共有メモリセグメントを作成する。

       -dfc dfc_code  指定された データ書式コード によってデータベースを作成す
                      る 。DFC   に はシステムの特性が記述される。デフォルトで
                      empmkdb は暗に決められた DFC によってローカル・データ ベ
                      ー スを作成する。例えば、 EMPRESS データベース・サーバを
                      通して RH と呼ばれるリモート・ホストからアクセスされるよ
                      う にデータベースが設計される場合。もし、RH が異なるアー
                      キテクチャを持つ場合、RH の DFC を使用してデータベースを
                      作成する事はデータ変換のオーバーヘッドを取り除く。パラメ
                      ータ dfc は4文字の ASCII 数字文字から成る。その4文字を
                      lseb  とするとそれらはコンピュータの4つの特性をあらわす
                      :

                 l    longinteger の長さをバイトで示す。

                 s    shortinteger の長さをバイトで示す。

                 e    バイト序列。バイトスワップ無は0、有は1。

                 例として、Sun 4 マシンの DFC は 4202 である。意味は longinte-
                      ger  は4バイト、shortinteger は2バイト、バイト序列はバ
                      イトスワップ無、1ブロックサイズは1024バイトである。

       -shmem shmkey  データベースを作成し、デフォルトの共有メモリ設定を行う。
                      本オプションはそのデフォルト設定に正の整数値をキーとして
                      渡す。この値は共有メモリブロック毎にユニークでなければな
                      らない。詳しくは IEmpress: Administrator's Guide を参 照
                      して頂きたい。

                      デフォルトの設定はコーディネータやロックの全をて共有メモ
                      リに割り付ける設定になっています。また、グローバルバッフ
                      ァを作成し、全てのテーブルに割り当てます。共有メモリを使
                      う為のコンフィグレーション・フ ァ イ ル は  $MSPATH/cus-
                      tom/shmzero が使用されす。このファイルはデータベースを作
                      成する際に tabzero に追加されます。

                      変数 MSMKDBSHMEM が設定されて い た 場 合 、empmkdb   は
                      、-shmem  オプションが指定されているのと同様に共有メモリ
                      セグメントを作成します。

       -noshmem  MSMKDBSHMEM が設定されている場合、empmkdb は共有メモリを伴 い
                      データベースを作成しますが、このオプションが指定された場
                      合は共有メモリは作成しません。

       -n        データ辞書テーブル群のロックレベルを null に設定する。デフ ォ
                      ルトはレコードロックである。


       EMPRESS データベース ファイル


       mkdir(1), empsql(1)

       Empress: SQL User's Guide

       Empress: Database Administrator's Guide


       も し、ディレクトリまたはファイルが存在するならば、エラー診断が表示され
       ディレクトリやファイルは作成されないで終了する。


       著作: Empress Software Inc.全資料は著作権保護されており、認可制になって
       います。認可されていないCPUでの使用は禁止されています。



Empress Software                   Version 8                        EMPMKDB(1)