empimpt


EMPIMPT(1)                                                          EMPIMPT(1)




       empimpt - EMPRESS データベーステーブルを import する。


       empimpt  [ codeset  CS] [-notable] [-nomodule] [-cdeghiklmprtvx] infile
       database [[tables] table ...] [-module module ...]


       Empimpt は EMPRESS データベースにテーブルを import する。(データベース
       は 既存でなければならない -- データベースは empmkdb(1) によって作成され
       たものである)。データは empexpt(1) で作成されている事が必要である。 空
       白 によって区切られたテーブル・リストによって import するテーブルを指定
       する。(テーブル名はデータが export された時の名前と一致している必要 が
       あ る。)もし、テーブル名が指定されなければ入力ファイル "infile" に含ま
       れる全てのテーブルが import される。もし、入力ファイルに "-" が指定され
       た場合は標準入力からの入力となる。

       デ ータ辞書テーブルを明示的に指定して import してはならない。しかし、イ
       ンデックス、コメント、ロックレベルについては import 可能であり、既存 の
       そ れらを書き換える。インデックスを import する場合、システムテーブルに
       既に存在する場合はエラーとなる。プログラムはインデックスを作成せず、 処
       理を続行する。

       import されたテーブルはデータベース辞書に生成され、プログラムを実行した
       ユーザによって所有される。テーブルを import するには "sys_tables" テ ー
       ブ ルに対して "insert" 特権を持っている必要がある。もし import するテー
       ブルがある場合にはそれらに対して "insert" 特権がなければならない。

       割り込みキーを押しても、割り込み可能なタイミングでないとプログラムは 中
       止 されない。何回か割り込みキーを押す事によってプログラムを中止させる事
       ができる。

       -codeset CS

                 ネイティブコードセット(例えばLatin1、EUC-JP)に変換す る た め
                 にinfile中のnlsデータを指定されたコードセットCS(例えばSJIS)よ
                 うに扱います。

       -notable  全てのテーブル定義、コメント、ロックレベル、インデックス、 レ
                 ンジチエック、リファレンシャルチエック抑止する。

       -nomodule モヂュール定義を抑止する。

       -c        コメントの import を抑止する。

       -d         テーブル情報のみを import し、データを import しない。デフォ
                 ルトではデータも import するようになっている。

       -e        1トランザクション中の各テーブルを import する(1テーブル 1
                 ト ランザクション)。もしエラーが発生した場合は、トランザクシ
                 ョンは取り消され次のテーブルあるいは view から実行される。 デ
                 フ ォルトではトランザクション中は import せず、エラーのまま処
                 理が続行される。 -e オプションが指定されない場合は、以下の よ
                 うになる:

                 イ ンデックス、コメント、ロックレベル、範囲チェックはテーブル
                 に対して作成されない。メッセージは表示されない。

                 もしテーブルに何らかのロックレベルがある場合は、データ登録 中
                 は そのテーブルはロックされる。もしテーブルがロックできない場
                 合(つまり、使用中の場合)はテーブルへのデータ登録はされず 、
                 メ ッセージも表示されないので後から再登録を実行することになる
                 。

                 挿入が実行されると、レコードは属性名に基づいてテーブルに挿 入
                 さ れる。データが存在しない属性に割り当てられていると、プログ
                 ラムは次のテーブルにスキップしてしまう。テーブルへの追加属 性
                 は  NULL 値に設定される。第1レコードに割当先の属性のデータ型
                 と適合しないデータがある場合は、プログラムは次のテーブルへ ス
                 キ ップする。後に続くレコード内に不適合データがある場合は、レ
                 コードがスキップされる。また、レコードを挿入して重複値を検 出
                 し た場合もレコードはスキップされる。最初のレコードが挿入され
                 、次のレコードが拒否される事に注意すべきである。

       -g        grant 特権情報を import します。デフォルトでは export ファ イ
                 ルから grant 特権は import しません。

       -h         入 力中のテーブルに関する名前とレコード数を表示します。 view
                 は "VIEW" という名で示される。このオプションが指定された場 合
                 は 、データは import されない。本オプションを使用する場合はデ
                 ータベース指定は必要ない。

       -i        インデックスの import を抑止する。

       -k        参照整合性制約情報の import を抑止する。

       -l        ロックレベルの import を抑止する。

       -m        トリガ定義の import を抑止する。

       -p        select 特権、display 特権を全ての import されるテ ー ブ ル の
                 PUBLIC に対して与える。

       -r        範囲チェック情報の import を抑止する。

       -t         テーブルを作成しない。テーブルが import するデータベースに既
                 に存在する場合に使用される。デフォルトではテーブルは作成さ れ
                 る。そしてもし、テーブルが既に存在する場合にはデータのみが
                  import される。

       -v         冗長モードで実行する。このオプションの指定がない場合にはテー
                 ブル名とエラーメッセージ以外は報告しない。

       -x        import されたテーブルデータに対してチェックサム分析を実行しな
                 い 。但し、1次ヘッダに対しては常にチェックサム分析が実行され
                 る。デフォルトではテーブルデータに対してチェックサム分析が な
                 される設定になっている。

                 注 :もし export ファイルにチェックサム情報が無い場合、このオ
                 プションは何もしない。

       -table         このオプションが指定された場合、テーブ ル リ ス ト の み
                 import  する。-notable と共に指定された場合には、エラーメッセ
                 ージを出力し終了する。

       -module        このオプションが指定された場合、モヂュールリ ス ト の み
                 import する。-nomudule と共に指定された場合には、エラーメッセ
                 ージを出力し終了する。


       EMPRESS データベース ファイル


       empexpt(1), empmkdb(1), empdbld(1)

       Empress: Database Administrator's Guide



       データベースが EMPRESS でない場合、入力が empexpt で作成されたもので な
       い場合、実行中にエラーが発生した場合はエラー診断が表示される。


       著作: Empress Software Inc.全資料は著作権保護されており、認可制になって
       います。認可されていないCPUでの使用は禁止されています。



Empress Software                   Version 8                        EMPIMPT(1)